院長ブログ

当クリニックでは、患者様お一人お一人の肌の状態に真剣に向きあい、
健康で美しいお肌づくりをサポートいたします。

心肺停止とBLS

2019.12.19

テーマ:

こんにちは!東京・日本橋 ゆかスキンクリニック 院長の青木由佳です。

今年はもうすぐクリスマスだというのにまだまだイチョウが鮮やかな黄色で不思議な感じですね〜。

イチョウが黄金のカーペット見たい♡

 

さてさて、今日は心肺停止とAEDについて。

実は先日の伊豆トレイルジャーニーではレース中、不幸なことに心肺停止でお亡くなりになられた方がいらっしゃいました。(私はすこし後ろを走っていたので、心肺蘇生などすこしお手伝いもさせていただいていたのですが、、、)

ランニングは特殊な道具もいらず気軽に始めやすいスポーツですが、心臓や血管に負担になるスポーツで、スポーツ中の突然死の原因としては一番多い。2009年にはタレントの松村邦彦さんが心肺停止になり、AEDでレスキューされたのが話題になりましたよね。

 

(👇東京マラソンの公式ホームページより)

 

東京マラソンでも実はこれだけの方が心肺停止になっています。

が!!!!東京マラソンでは救命率が100%!全ての人が救命されているのです。これは本当に素晴らしいことで、なぜそれだけ救命できているかというと周囲の人のBLS(Basic Life support) がしっかりできているから!

 

BLSは一次救命処置のことで、心臓や呼吸がとまった人にするもっとも基本的な処置のこと。

学校や自動車講習の時などにも習ったりしますよね。

周囲の人が倒れたら、意識の有無や呼吸・脈の有無を確認して、それらがなければ速やかに胸骨圧迫を始めましょう。人間は酸素はないと細胞が死んでしまうので、外から心臓を圧迫して血を循環させます。

これがなにより大事です!!!

可能であれば、胸骨圧迫に加えて人工呼吸もいれてあげると良いです(心肺蘇生といいます)

胸骨圧迫をリズミカルに30回、人工呼吸2回で(しっかり気道を確保して)

同時に救急隊をよんだり、周囲の人にAEDを持ってきてもらうようにお願いしましょう。

AEDというのは Automated External Defibrillator  自動体外式除細動器 のこと。

最近では大体の公共機関(駅とか大きなビルとか)でよく見るようになりましたね。

心肺停止の原因はさまざまですが、心肺停止のときには心臓がけいれんして、有効に血液を身体中に送れていない状態(心室細動)という状態のことが多く、AEDは外部から電気ショックを与えてこのけいれんを止めて、正常にもどすことができるのです。

いかにこの心肺蘇生とAEDをすみやかに行えるかが救命率や予後を左右します。

 

この一次受命処置、BLSの処置はいろんな場所で一般の方向けに講習会がされていますので、

大事な家族や、身近な人、そしてたまたま周囲にいた人の突然の不幸な出来事を助けてあげられるよう、

ぜひ一度BLS講習をうけて見ましょうね。

 

 

 

 

お電話のご予約
03-6262-5515
メールのご予約

PAGE TOP