院長ブログYuka Skin Clinic Blog

当クリニックでは、患者様お一人お一人の肌の状態に真剣に向きあい、
健康で美しいお肌づくりをサポートいたします。

亜鉛不足とお肌のトラブル

2019.09.10

こんにちは。 ゆかスキンクリニック院長の青木由佳です。

9月に入ったのに、また真夏のような暑さが戻ってきましたね!
湿度も高いので、水毒があるむくみやすい方は、身体が重くなったり、頭痛がしたり、辛いですね。
体を冷やさないようにして、ビタミンBをとりしっかり代謝をあげて水分を排出しましょうね。

さてさて、最近亜鉛不足が原因かと思われる皮膚炎を数件診る機会があったので、
今日は亜鉛不足についてお話したいと思います。

亜鉛はタンパク質の合成やDNAの合成など生体活動や代謝・成長に不可欠な酵素の構成成分です!
亜鉛が足りなくなると、舌の味を感じ取る部分の機能が落ちて、味覚障害が起こることが有名ですが、
そのほかにも、皮膚や粘膜の代謝が落ちて、爪変形や皮膚炎、下痢や食欲不振などの消化器症状を起こしたり、不妊や精神症状などの原因になることもあります。

最近の食事は、①食べ物の栄養価自体が下がっていること ②リン酸塩などの添加物により、栄養素の吸収が阻害されていること ③アルコールの多飲や暴食、胃酸抑制剤などにより、胃腸粘膜障害が起きたり、消化不良で栄養素の吸収が下がっていること
などで、カロリーは足りていても、慢性的な栄養素不足になっている人も多いです。

亜鉛も不足しがちな栄養素、微量元素の一つですが、ごく最近まで、亜鉛不足による健康障害は軽視されがち、というか認知されていませんでした。

私も普通に皮膚科医をしているだけでは、あまり亜鉛の不足に注意を払うことはなかったのですが、(味覚障害とかのキーワードがあれば別ですが)
分子整合栄養医学を勉強し始めてから、亜鉛の重要性に気づきました。
そういう目で診察をすると、亜鉛不足が原因と思われる難治性の皮膚炎が意外といる!
慢性的でなかなか治らない外陰部の湿疹や、指先や手先の湿疹とか.
よくよく話を聞くと、味覚障害も持っていたり、味覚障害せいで、すごい変食があったり。
健康診断の結果を見せてもらうとALPの値がすごい低かったり。。。(ALPは亜鉛不足の指標になるんです。)

今までずっと外用のステロイドを塗っては一時的に治ってはぶり返しでずっと治らなかったのに、亜鉛飲んだらよくなった!
ということもあります。

2016年には『亜鉛欠乏症の診療指針』というものも出ましたので、亜鉛不足による健康障害はまだまだ知名度が低いですが、今後認知されていくことを期待しています!!

 

ちなみに亜鉛は汗や尿で排出されるので、よく汗をかくアスリートにも亜鉛不足は多い。(貧血の原因が鉄じゃなくて亜鉛のことも!)
かくいう私も、週2−3回はランニングしたり週末トレイルランニングに行ったりして、自称アスリート女医なので、ヘム鉄だけでなく亜鉛もしっかり補充しています。

亜鉛は食べ物では 魚介類や、お肉、海藻や豆類に多く含まれています。中でも、『牡蠣』はダントツ1位。

牡蠣はRがつく月に食べろ、(September 9月〜April4月)とい言葉もあるようで、今から牡蠣の季節です!

しっかり亜鉛をとって、健康なお肌を手に入れましょう。

 

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