院長ブログ

当クリニックでは、患者様お一人お一人の肌の状態に真剣に向きあい、
健康で美しいお肌づくりをサポートいたします。

桜とニキビ

2019.03.28

こんにちは、東京日本橋 皮膚科・アレルギー科・漢方皮膚科・美容皮膚科・美容内科 ゆかスキンクリニック 院長の青木 由佳です。

 

週末にかけてお天気が少し心配ですが、すっかり桜も満開の木が増えて来ましたね。

桜の美しさはその薄ピンクの花とあのなんとも言えない薄グレーの桜の木のコントラストだと思うのですが、

今日は桜の木の皮とニキビのお話です。

 

世界で初めて全身麻酔の手術を行ったとされる、華岡青洲が中国の処方を応用して作った漢方処方

『十味敗毒湯』

桔梗(キキョウ)、 柴胡(サイコ)、 川芎(センキュウ)、 茯苓(ブクリョウ)、防風(ボウフウ)、甘草(カンゾウ)、荊芥(ケイガイ)、生姜(ショウキョウ)、桜皮(オウヒ)/樸樕(ボクソク)、独活(ドクカツ)

10種類の生薬から作られるこの漢方は、毒素を排出し、化膿を抑え、皮膚の腫れや赤み、かゆみを取る薬です。

プツプツ化膿を繰り返す、ニキビにも良く出します!

こちらの漢方は桜の皮(桜皮)を用いたものとクヌギの皮(樸樕)を用いた2種類あるのですが、

なんと最近、この桜の皮にはエストロゲン分泌を亢進する作用が明らかになって来たのです!

生理前に悪化するニキビはテストステロンが関与している事も多く、桜皮のエストロゲン分泌促進作用は

テストステロンを拮抗する事で生理前に悪化するニキビにも効果が期待できます。

 

 

ちなみにうちのレオン(愛犬トイプードル)は今年なぜか桜の花をパクパクと食べたがります。

お散歩でもパクッ。花びらを愛でようとひらひら散っている花弁を持ち帰って水に浮かべていたら、

全部食べられました!!!!!桜茶とかはあるけれど美味しいんでしょうか。。。

調べてみたら、桜の花びらには糖化を防ぐ作用があるそうです。(知らなかったです。本当かな、、調べておきます)

レオンは私を差し置いてアンチエイジングしようとしているのでしょうか(笑)

 

桜は愛でるだけでなくていろんな効果があるのですね!

あともうしばし、その美しさを堪能させていただきましょう♡

 

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