院長ブログYuka Skin Clinic Blog

当クリニックでは、患者様お一人お一人の肌の状態に真剣に向きあい、
健康で美しいお肌づくりをサポートいたします。

ニキビと漢方

2019.02.05

こんにちは。東京日本橋の皮膚科・漢方皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科・美容内科

ゆかスキンクリニックの院長の青木 由佳です。

 

今日は重大発表があります!!

実は、、、、、私、、、、、、

、、、、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、、、、

ニキビができてしまいました!

えーん。

私はもともとニキビ肌で、今でもたまに不摂生が続いたり、生理前にはたまにできます。

そういう時は、ニキビだけでなく全体の肌もピリピリ・ザラザラしてお化粧ノリも悪いし、

超テンション下がりますよね〜。。。。

患者さんにも『ニキビ触らない!』『潰さない!』って指導してるのに、

自分でもついつい気になって触っちゃう。

 

ニキビの治療に来る患者さんで、もう一生ニキビできなくなりますか?と言われる人がたまにいるんですけど

どれだけ美肌治療をしても、お肌は生き物だから、

調子が悪い日だってあるし、調子が良い日だってあります。

なので、できるだけお肌の調子の良い日が増えてご機嫌に過ごせるように、

また悪くなってもすぐに良く戻れるようにお肌のベース(基礎体力)をあげるのが美肌治療だと思っています。

そして調子が悪いと、ついつい気になってお肌をペタペタ触ってしまったり、メイクがヨレるから気になってファンデを塗り足す時にゴシゴシしちゃったり、色々刺激を加えて、炎症を悪化させてさらに治りにくくしてしまうので、

あんまりあれこれしすぎずに(優しいスキンケアはしてあげてほしいけど)『こんな日もあるよね』って自分の体の不調に耳を傾けて、のんびり体を休めたり、軽い運動したりして、自分を労ってやり過ごすのが大事なのかも。

 

ただ、やはり揺らぎにくいお肌を作るのは大事で、

私は美容皮膚科医としていろんなレーザーを使ったりもしますが、

漢方皮膚科医として漢方も良く使います。

 

生理前のニキビは瘀血という血流の滞りや水毒というむくみが関係していることが多いので、

生理前のニキビでお悩みの方には、その方の証にあった体調を整えるベースにとなる漢方と

今出ているニキビの炎症の強さやひどさに合わせてそれを良くする漢方を組み合わせて出すことが多いです。

また腸内環境と皮膚の状態は密接に関係していることが最近わかってきているのですが、

便秘がある人でニキビができる人も多く、そういった人は便秘や腸内環境を整えるような漢方を組み合わせることも多いです。

 

まず体調を整えるのに良く出す漢方は

女性3処方と呼ばれる

⑴桂枝茯苓丸⑵当帰芍薬散⑶加味逍遙散が圧倒的に多いです。

どれも駆瘀血剤といって、瘀血を流してくれるもの

(1)が実証といって体が丈夫なタイプな人で、赤ら顔があったりお肌が瘀血のせいで浅黒いことも多いです。

(2)は虚証、どちらかというと体力がなく、冷えやすい、むくみやすい。むくみのせいでお肌の色が透けるような白い色をしていることが多いです。

(3)はイライラしがちな神経質なタイプの方に向いています。

 

私は(2)の当帰芍薬散のタイプ。

調子が良い時はついついサボりがちだけれど、調子が悪くなると

めっちゃしっかり飲みます。というか体がこの漢方を欲するのです(笑)

ニキビができて、サボりがちだったことを反省し、今日はしっかり飲みました。

私はお湯に溶かして飲むのが好き♡体が欲している時はこの味が

とっても美味しく感じます。

 

あと生理前のPMSが強い時は、(3)加味逍遙散もプラスして。

(一応漢方は何種類かの生薬で一つの薬になっているので、ごっちゃにならないように10分以上は開けると良いそうです)

こちらの加味逍遙散(かみしょうようさん)は香りとてもよく、お湯に溶かして香りをかくだけでも気持ちが落ち着くのです。PMSのあの漠然とした焦燥感というかイライラというかがスーッと落ち着く感じ。大大大好きな漢方。

とある方がPMSがひどい時を化け物と表現していたので、『化け物が人間に戻れるまさしく神(かみ)処方』だよとお出ししています(笑)

 

この3処方のどれか(もしくは組み合わせ)と便秘がある方はその方の証にあった便秘のお薬(誰にでも防風通聖散だすドクターがいっぱいいらっしゃるのですが、、、証に合うものを選ぶのが大事!!!)やニキビの状態によってはニキビ自体を改善させるお薬(清上防風湯とか十味敗毒湯とか)を出すことが多いです。

胃腸の弱って口周りのニキビが出やすいかたは半夏瀉心湯っていう胃腸の調子をよくするのが効くこともあるし、

瘀血以外の症状の方が強ければ、女性3処方を出さないこともあります。

 

一般的なニキビ治療に加えて、美容皮膚科で低容量ピルの処方・スピロノラクトンの処方・ロアキュタンの処方・ケミカルピーリングなど色々してきましたが、漢方というさらなる武器を得て、だいぶとニキビをよくする事ができるようになりました。漢方の良いところはニキビだけでなく体の不調も整えてくれる♡とはいえ、それでもなかなか治らない方、、、(いや私が治せないだけ!!諦めないで〜〜〜)もいるのが、ニキビの難しいところです。

私はニキビ治療と漢方はとっても相性がよいと思っているし、実際患者さんも効果があって喜んで継続してくれるので一定数で効いているはずなのですが、ニキビ治療のガイドラインでは漢方はC1 選択肢の一つとして推奨する〜 C2 ‌ 十分な根拠がないので(現時点では)推奨しない となっています。

漢方治療はニキビだからこの薬というよりは、その人を診てどの不調和で今の状態が起きているかを考えて薬を選択するべきなので、(私もまだまだ未熟なので勉強が必要)評価が難しいんだろうなぁと思います。ちゃんと選べば、結構効くのに。と漢方皮膚科医を名乗る私はちょっと悲しい。。。

 

あ、あと最近思うのは、ニキビの人で血虚タイプの人は鉄不足の人も多い気がします!!!

漢方でいう血虚と西洋医学でいう鉄不足はリンクしているのかもしれませんね!

(当たり前といえば当たり前なのかもしれないけど、いつも新しい発見があります)

貧血まで起きてなくても、女性は鉄が不足しがちです。

できればフェリチンという貯蔵鉄の値をチェックして、不足があれば

食事やサプリからしっかり補いましょう!

 

 

 

 

 

 

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