ジュベルックとレニスナについて
2023.11.23
こんにちは。東京日比谷ゆかスキンクリニック 院長の青木由佳です。
先週末は京都で開催されたAMWC(Aesthetin and Anti-Aging Medicine World congress)という学会に参加してきました。
大好きなやながわクリニックの梁川厚子先生とKumiko Clinicの下島久美子先生。
お二人とも、、優しくて美しいだけでなくとても勉強家で腕も良く、講師としても活躍されていて私もたくさん学ばせていただいてます!
AMWCは世界各地で行われていますが、去年から日本でも開催されるようになり、”World Congress”というだけあって、
基本は英語の講演が多く、海外のドクターたちもたくさんこられていました!
なかでもヒアルロン酸についていくつかレクチャーをされていたFang Wen TSENG先生。
とてもわかりやすい講演で、講演後にここぞとばかりに質問に行きました。
後ろから隠し撮りしてくれてた!
質問に対して一個一個丁寧に、真剣に答えてくださり、私もすっかりファンになってしまいました〜!
一緒に写真もとってもらいました!
AMWCではお隣韓国からもたくさんの先生が来ていて、ジュベルックとレニスナ(PDLLA)についてもセッションもあったり、導入前からジュベルックについて相談させてもらっている韓国の重鎮の先生などもいらしていて
ジュベルックやレニスナについても質問しに行ってきました。
ジュベルックやレニスナ、日本でも取り扱うクリニックは増えています。
PDLLAは従来のPLLAに比べるとしこりになるリスクは少ない。とはいえ十分に気をつけなくてはいけません。
ということで日本で推奨されているプロトコールはかなり使う量が少ない印象です。
また、溶解する割合などは各クリニックによっても異なります。
よくお問合せで、『ジュベルック/レニスナ 何cc使用しますか?』と聞かれることがあるのですが、
ジュベルック/レニスナはもともと粉として存在していて、各クリニックで溶解するのです。(それをしっかり攪拌する必要があるので、施術前に待っていただく必要があります。)そしてその溶解する割合についてはそれぞれのクリニックで異なるため、 何cc使用するかは重要ではありません。トータルのPDLLAの量がどれだけ入るかが重要です。
ジュベルック/レニスナの経験豊かな韓国の先生方と色々はなして、やはりしっかりとした量をつかう、でも溶解でしっかり薄めて、1箇所にPDLLAが集中しすぎないように注入するのが大事なのだと学びました!
といことで、当院でもジュベルック/レニスナの溶解の割合を変更するのとともに、
ジュベルックに関しては1回の施術で提供するPDLLA量を変更させていただきます。
わかりやすいように、ジュベルック/レニスナ 1バイアル使用するものが フル。
1/2バイアル使用するものがハーフになります。
これだと何cc入っている!よりわかりやすいですよね。
韓国の先生によると1回あたり1V使用が推奨だそうですが、
(日本だとおそらく1/3Vくらいが主流で、うちもジュベルックは1/3, 2/3. 1バイアルの値段設定でした。)
料金的なものや小範囲でされたい方もいらっしゃると思うのでハーフ1/2バイアルの設定を作らせていただいています。
レニスナはもともとそういう設定だったので料金は変更なしなのですが、ジュベルックに関しては1/3と2/3の値段がなくなり、ハーフの値段になります。PDLLAあたりの料金は変わりません!
とてもややこしい説明になってしまいましたが、
他のドクターの経験や知識は本当に一人のドクターで経験できる以上の知識を与えてくれて、
そしてそれを惜しみなく共有していただける学会という場はとても貴重な場だと思います。
私は興味ある分野は積極的に講演されている先生に質問させてもらいに行くようにしているのですが、本当にみなさん丁寧に答えてくれるの!
日本のドクターだけでなく、海外の先生にも臆することなく質問しにいけるのは日々の英会話のおかげ!まだまだ未熟ですが、英語勉強していてよかった。
今後も学びを診療にいかしていきたいと思います。