院長ブログ

当クリニックでは、患者様お一人お一人の肌の状態に真剣に向きあい、
健康で美しいお肌づくりをサポートいたします。

新メニュー カベリン(脂肪溶解注射)

2022.08.04

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こんにちは、東京日本橋ゆかスキンクリニック 院長の青木由佳です。

暑い日が続きますね。
私は先週末久しぶりに山に行ってきました。
東京都内の低山なので、暑いところはかなり暑いのですが、風がぬける日陰はとても涼しくて気持ちがよかったです!

さて、ゆかスキンクリニックでは、
お顔の脂肪を減らすのにBNLSという注射を使っています。

脂肪溶解注射という注射には歴史があり、私が美容皮膚科で働き始めた20年くらい前は、
脂肪溶解注射といえば、フォスファチジルコリンという成分の脂肪溶解注射が主流でした。
このフォスファチジルコリンの脂肪溶解注射は、そもそも脂肪肝とかに静脈注射で使われている外国で使われていた薬を
脂肪にうっちゃったら脂肪減るんじゃないって使われていたお薬なんです。
このフォスファチジルコリンを溶解するためにデオキシコール酸という成分(胆汁酸の成分)がはいっていて、これが
フォスファチジルコリンの強い炎症作用を調整したりしているともいわれており、このフォスファチジルコリンとデオキシコール酸は常にセットで入っていました。
この脂肪溶解はめちゃくちゃ腫れるのですが、確かに少し脂肪が減る効果がありました。
でも実はフォスファチジルコリンではなく、デオキシコール酸が脂肪溶解効果があるということがわかり、
2015年米国FDAでカイベラというデオキシコール酸の注射が二重顎に対して適応を取ったのです。
ただ、デオキシコール酸単品でも結構腫れる。

私は顔がぽちゃぽちゃなのがひたすらコンプレックスなので、小顔にする治療を色々してきたのですが、
もちろん従来の脂肪溶解注射も何度となく顔に打ったことがあるます。
私は特に腫れやすい体質というのもありますが2週間パンパンな顔になって結構つらかった。。。
それなりに効くけど、この腫れを受け入れられる患者さんがなかなかいないよね、という位置付けでした。

そのころ、従来の脂肪溶解注射もデオキシコール酸も脂肪は減るけれども、かなり腫れるということで、
まったく違う植物由来の成分を主成分としてでてきたのがBNLSです。
BNLSは確かに全然腫れない。でてきた当初はこんなので効くのかなと思っていましたが、
しっかりと量をうつと効果はあります。とくに最新のBNLS Ultimate は腫れない程度にデオキシコール酸も配合されています。
まぶたなど小さい範囲だと少ない量でよいのですが、
口周りやフェイスライン、顎下だとそれなりに量と回数がいるのが欠点でした。

最近はデオキシコール酸製剤でも濃度が低く腫れにくいもの(濃度が低い分回数が必要)がでてきました!
当院では、ダウンタイムNGな患者様がおおいので、
その中でも腫れにくい、デオキシコール酸濃度は0.5%の『カベリン』という注射を導入する事にいたしました。

早速私もためしてみましたが、注入痛がないことに感動。BNLSは腫れないけど注入痛・お薬がしみる感じがあるんでよね。
左右で4本いれてみましたが、赤みや熱感は当日〜翌日にかけて続きましたが、明らかな腫れはなかったです。

濃度が低いとはいえ、たくさん入れると腫れは多少出る可能性がありますが、
4〜8本くらいなら大丈夫かと思います。
ダウンタイムはNGだけれど、BNLS ultimateよりも、もう少し効果を出したい人にはおすすめの脂肪溶解注射です。
詳しい説明はこちら
お値段は カベリン 1cc 11,000円
          4cc 35,200円
8cc 61,600円 となっています。
2週間おきに3−5回の継続的な治療がおすすめです!

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