目の上のくぼみ治療にLIZNE(リズネ)
2025.02.20
こんにちは。東京日比谷ゆかスキンクリニック院長の青木由佳です。
先日、久しぶりに実家に帰りました!私の実家は三重県津市にあり、父の実家は伊勢神宮の近くなので、小さな頃からよく伊勢神宮に行っていました。今回もせっかく帰省するなら伊勢神宮にも寄ろうかなと思っていたのですが、せっかくだから母も一緒に神社に行く!という話になり、それならもう少し近場にしようということで、三重県鈴鹿市にある『椿大神社(つばきおおかみやしろ)』へ行ってきました。
実家周辺には全く雪がなかったのに、神社はは鈴鹿山脈の麓にあるため、一面の雪景色!とても幻想的な雰囲気でした。
椿大神社は「みちびきの神様」とされる猿田彦大神を祀っており、『呼ばれないと来られない神社』と言われています。おそらく、単に田舎の辺鄙な場所にあるため、何か特別な理由がないと訪れる機会がないからなのかもしれませんね。久しぶりに会う母と一緒に、雪道に苦戦しながらお参りし、清々しい気持ちで帰ってきました。
さて、本日は『上眼瞼の窪みの治療』についてお話しします。
上眼瞼の窪みの主な原因
目の上の窪みができる一番の原因は加齢です。加齢に伴い、以下のような変化が生じます。
- 眼窩脂肪の減少・移動:目の周りの脂肪(クッション)が減少したり、下にずれ落ちたりする。
- 皮膚と軟部組織の萎縮:肌のハリや厚みが失われ、くぼみが目立ちやすくなる。
- 眼瞼挙筋の腱膜性変化:眼瞼挙筋の腱膜が伸びたり緩んだりすることで、まぶたが落ち込み、相対的に凹んだ印象になる。なので、眼瞼下垂のある人は上眼瞼がくぼみやすいのです。
- 骨吸収:眼窩上部の骨(前頭骨や上顎骨)の吸収により、眼窩が拡大し、くぼみが強調される。
これらの要因が複合的に影響し、上瞼のくぼみが目立ってきます。
上瞼の窪みの治療には、ヒアルロン酸注入がよく使われています。すこし柔らかめのヒアルロン酸を入れてボリュームを補います。ただし、ヒアルロン酸は目を閉じている時にはちょうど良く見えても、目を開けるともったりしてしまうことがあることと、ヒアルロン酸は塞栓といって血管に入ると失明などのリスクもあるため、目の付近には入れたくないと思っていて、当院ではLIZNE(リズネ)をつかって治療しています。
LIZNE(リズネ)はサーモンから抽出したDNAの破片(ポリデオキシヌクレオチド)なのですが、組織再生の効果があり、整形から再生医療・美容皮膚科までいろんな分野で使われています。
リズネは直接くぼみのボリュームを補うことはできないのですが(その分膨らみがきになるという副作用はありません)、組織の再生を促し肌自体の厚みを出し目の上の窪みをナチュラルに改善してくれます。ポリデオキシヌクレオチド(PN製剤)による塞栓の報告はなく、血流を良くする効果から虚血性の病態にも効果があるのではという研究結果もあるくらいなので、目の周りでも安心だとおもって使っています。ただPN製剤にはヒアルロン酸も加わっている成分もあったりするので一概にPN製剤なら安心というわけでもないかとは思います。
こちらが症例写真
LIZNE(リズネ)をおこなって1ヶ月後の経過です。
目が開きやすくなったという体感もあって喜んでくださいました!
リズネは目周りの質感改善や、刻まれたシワ、ダメージを受けた慢性炎症のあるお肌にもお勧めです。
特に慢性炎症のあるお肌には肌育成剤のジャルプロやスネコスのリズネを混ぜて使用するのもおすすめ!
(割引もあります)
上瞼の窪みは、顔全体の印象に大きく影響を与えます。加齢による変化は避けられませんが、適切な治療によって改善が可能です。お悩みの方は、お気軽に当院にご相談ください!