新年のご挨拶とオーソモレキュラー検査・睡眠検査など
2025.01.10
こんにちは。東京日比谷 ゆかスキンクリニック院長の青木由佳です。
お正月本当にのんびりと&お勉強にひたりながら過ごしていて、ご挨拶が遅くなってしまいました。
改めまして、皆さま新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
2018年10月に開業したゆかスキンクリニックも7年目に入りました。
『経営』に不慣れな私が東京の真ん中で、クリニックを継続できているのは
私を信じて通ってくださっている患者さんのおかげだと、本当に感謝しております。
美容医療における倫理の問題など色々世間で話題になっておりますが、
医療とはドクターから患者さんに一方的に医療行為を行うものでもなく、まして押し売りして売りつけるものでもなく、
患者さんの悩みや困っている症状を、どうやって一緒に解決するか、協力関係にある作業だと思っています。
特に美容に関しては命に直結するものではありませんが、美容のもつ『ポジティブなな気持ち』にしてくれる力に私はとても救われて今があるので、
真面目に美容に取り組んで、皆様のお悩みに答えられるように今後も知識と技術の向上に取り組んでいきたいと思います。
私が自分でゆかスキンクリニックを開業したのは、単に外側からのアプローチで見た目を綺麗にする美容医療のアプローチに疑問を感じたからでした。
中高年になって、慢性疾患にかかるのはいきなり起こるのではなく、若いうちからの私たちの生活習慣(睡眠・運動・食事)が少しずつ慢性疾患をつくっていっているのです。皮膚は光老化といって、日光の影響による老化の影響が大きいとはいえ、そういった体の内側(内因性)からの影響を表す体の鏡でもあります。慢性炎症が起きている方は肌の修復も悪いし、お肌にも炎症がおきやすいし、くすみやすい。もちろん美容治療の反応も悪いです。
美容皮膚科でなく特に美容外科の方で問題になるのは、心が不安定な状態だといろんな依存も起きてしまいやすくなり、変な形で美容医療への依存(整形依存)も起きてしまいがちです。
私自身が以前、醜形恐怖症で、美容治療を受けることで安心する。だけれどもまだまだ足りない。もっと改善しないとと。不安になるという精神状態だったからこそ思うのですが、自分の美しさを受け入れられる心の安定や、毎日のささやかな幸せを感じられる心身があってこそ、美容医療を楽しんで受けられるし、
心も体も整っている状態だからこそ、美容医療でのお肌の反応もとても良くなります。
最近ではこの『エイジング』に関していろんな研究が進んできて、美容医療でも老化細胞にたいするアプローチや、サプリメントなどによる治療に関心を持つ先生も増えてきました。まだまだエイジングはこれから研究が進む分野で未知の部分もありますが、最新の情報や動向にもアンテナを貼りつつ、
安全な治療を選んで提供していきたいと思っています。
いままで、栄養や運動の大事さは重々感じておりましたは、昨年は『睡眠』に関心を持ち始め、勉強をし始めました。
学べば学ぶほど、睡眠という行為がいかに私たちの体の回復に大事なものなのか、日々のリセットや毎日起こったことを消化して情報処理して使用していく認知機能にいかに大事なものなのかということに気付かされました。
なので、今年、ゆかスキンクリニックでは睡眠検査も始めようとおもっており準備中です。
睡眠の質が気になる方はご相談ください。
また、「オーソモレキュラー検査」(血液検査による栄養状態の評価)をご希望される方が増え、皆さまの健康への意識の高まりを感じています。物価高騰の影響で1月から検査料金が値上げとなり、心苦しい思いもありますが、新たに「脂肪酸分画」や悪玉コレステロール以上に血管リスクを反映する「アポBタンパク」を検査メニューに追加しました。一方で、「ピロリ菌」の検査は頻繁に行う必要がないため、オプションとして提供しております。
より良い検査や治療をご提供できるよう、引き続き努力してまいります。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ゆかスキンクリニック院長
青木由佳