PN+ヒアルロン酸の新メニュー
2024.07.25
先日、カスタマイズ研究会で『PN(ポリヌクレオチド)製剤』についての勉強会がありました!
こちらのブログでも毎回あつくあつくPN(PDRN)への愛を語っているのが伝わって、私もパネリストとしてお誘いいただき、お話させていただきました!
もうこちらのブログでは何度となく説明しておりますが、まず最初に、『最近話題のPN(ポリヌクレオチド)とは何なの?』を説明しますと、
PN/PDRNはサケやマスの精巣や精子から抽出されたポリデオキシヌクレオチド、いわゆるDNAの破片です。精子から抽出されるのは、余計なタンパク質が少なく、PDRNが豊富に含まれているためです。PDRNの歴史は長く、イタリアでは糖尿病による潰瘍の治療に使われ始め、その後整形外科領域でも軟骨の再生に利用されています。
私がこんなに愛してやまないのは、PDRNの多岐にわたる効果!!です。
近年、PDRNは様々な分野で注目されており、PDRNに関する研究や文献もかなり増えています。細胞修復・再生・血流改善・抗炎症効果・メラニン生成をおさせる効果、虚血性疾患への応用、潰瘍性大腸炎、脳の虚血によるダメージ、血流改善による痛みや感覚異常の改善、白色脂肪細胞を減らして褐色脂肪細胞に変える作用、ミトコンドリアの増加などが報告されています!さらに素晴らしいのはこれらの文献においても、副作用や毒性の報告が全くないことです。(私が調べた限りでは全くないのですが、全ての文献をみられるわけではないので、間違いであれば教えてください!) 架橋ヒアルロン酸では血管内に入ってしまうと塞栓という血管がつまり血流不全がおきて皮膚が腐ってしまったり失明してしまったりする副作用が起きる心配があるのですが、PNはそのようなことがないので、目のきわきわとか、眉間のシワとかにも安心して注入することができます。
PNはそのPDRNのなかでも分量が大きい1500kDa以上のもので美容目的の注射製剤として使われています。
私がPN製剤を使用していて特に効果を感じるのは『傷跡』や『深いシワ』の治療です。これらの状態は従来の治療法ではなかなか改善が難しいですが、PN製剤は他の機器や注射剤に比べて非常に効果が高いと感じています。
またPNはお肌のハリとツヤにも人気です!
現在、当院ではリジュランやプリネストに加えて、『LIZNE』というPN製剤を使用しています。PN製剤は痛みがネックですが、『LIZNE』は浸透圧や純度が高いためか、痛みが少なく施術後の赤みが出にくいのが特徴です。
PN製剤はヒアルロン酸との相性が良く、ヒアルロン酸と組み合わせることでPNの効果が高まることがわかっています。そこで、当院ではヒアルロン酸+アミノ酸製剤である『スネコス』と『PN』を組み合わせたコンビネーション治療メニューを作成しました。
【治療メニューの詳細】
LIZNE: 1本55,000円
スネコス: 1バイアル55,000円
同日施術: 88,000円(LIZNE 1本1cc + スネコス約3.8cc、合計約4.8cc)
LIZNEは1本1ccなのでハリ・ツヤをだすのに1本で顔全体に打つのは難しいのですが、スネコス1Vで3.8ccほどとれるので、
全部で4.8ccくらいになり、顔全体に打てるのもよいですね!
治療では34G/35Gの極細針(オプション)を使用し、目の際や希望により目の上まで施術可能です。
お肌のハリや艶が欲しい、深いシワが気になる、傷が気になる、お肌の元気がないといったお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください!