新しい画像診断機器の購入とジェネシス
2022.06.30
こんにちは!東京日本橋 ゆかスキンクリニック院長の青木由佳です。
暑い日が続きますね!みなさま紫外線と脱水には気をつけてお過ごしください。
さて、当院には『アンテラ』という画像診断機があります。
当院に来たことがある人はもう試したことがあるのではないかと思うのですが、
メラニンの状態や赤み(ヘモグロビン)そして肌の質感などなどがわかるので、
お肌の治療には欠かせません。
実際この『アンテラ』使用し始めて、治療効果を客観的に評価しやすくなり、私自身の気づきも増えて、治療に活かせて行けていると思います!
ですがこの『アンテラ』は部分部分を撮影して評価するという性質上、『たるみ』の評価がしにくかったのです。一応3Dはだせるんですが、部分の3Dなのですよね。
普通の写真でとると、改善度合いがいまいち伝わりにくくて、3Dカメラを購入することにしましたー!!!!
これで、スレッド治療やヒアルロン酸治療のビフォーアフターをより評価しやすくなると思います!
そちらは届いたらまた詳しくブログにかかせてもらいますね。
この新しい画像診断機を売っている会社の社長さんはもともと、うちにあるライムライトやジェネシスの複合機Xeoを販売しているCutera社の日本代表を長らく務めていた方で、美容業界では有名な社長さんなんです。
久しぶりにお会いして3Dカメラの説明などをうけて、世間話をしていて盛り上がったのが、『ジェネシス っていいよね!!!!』というお話。
いろんな機械があって、それぞれすごいし、それぞれ大事なんだけど、『ジェネシス 』
はやはりいいんですよ。
私が開院時、レーザー機器を選定する際にCutera社のXeoにしたのは、ジェネシス がついているから!!!!正直ライムライト はM22でもBBLでもなんでもよかったんですが、ジェネシス が欲しかったんです。
ジェネシス はロングパルスヤグレーザー の一種。
1064nmと長めの波長で、ちょうど表皮〜真皮浅層に熱を入れて行ってくれます。
最近はこの真皮浅層がとても大事といわれていて、ここから表皮の基底層に血流や栄養分が与えられているし、コラーゲンや血管が豊富にあるところなのです。
光老化とかでもこの真皮浅層のコラーゲンが変性して、基底層の綺麗な波打っている形を保つことができなくなってしまい、シワの原因になってしまいますし、
この真皮浅層の血管拡張が赤ら顔の原因だったりします。
1064nmは赤みに効くのでこの赤ら顔をVビームほどバシバシって感じじゃないけれど優しーく抑えていくのです。さらに、皮膚表面の温度があがることで、殺菌作用もあるようで、私は酒さの治療にも外用剤(ロゼックスやイベルメクチン)と併用しておすすめしたりします。
ともかく、1回だとわかりにくいんだけど繰り返していくごとに皮膚の厚みがでて健康的になってくれて、すっごく地味なんだけど、もともと皮膚が菲薄化したトラブル肌の人やとか赤ら顔・酒さの人には根強い人気なのです。
このジェネシス はモードを変えて直接照射っていうのもできて、細いひょろひょろした血管や血管腫をばちんと強く破壊することもできるという優れもの。
私も大好きなジェネシス の良さで盛り上がれて楽しいひと時でした。
当院ではなぜか酒さの人がよく受診してくださります。(そんなに宣伝していないのですが、ブログをみてくださっているそう)
湿度やマスクで悪化しやすい時期。酒さでお悩みの方は是非ご相談くださいね!