院長ブログ

当クリニックでは、患者様お一人お一人の肌の状態に真剣に向きあい、
健康で美しいお肌づくりをサポートいたします。

ゼオスキン 『ARナイトリペア』スティミュレーションピールとお肌の『守破離』

2022.01.25

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こんにちは!東京日本橋、ゆかスキンクリニック院長の青木由佳です。

 

私はいま大学院に通っているのですが、ここ最近学期末のレポート作成やプレゼン資料準備などに追われ、

山に行く予定もなかったので、久しぶりにゼオスキン の『ARナイトリペア』の集中治療、『スティミュレーションピール』をしました!

ゼオスキン はもうご存知な方も多いと思いますが、アメリカ・ビバリーヒルズを拠点にる美容皮膚科医として活躍される、Dr.オバジが製品開発を行っている化粧品です。ロート製薬さんでも『Obagi』というオバジ先生監修の化粧品が出ていますが、配合成分や目的はまったく違っていて、ゼオスキン は化粧品としてはかなりアグレッシブな内容になっているので『医療機関専売品』となっています。

オバジ先生は皮膚科医として研究者として、皮膚の再生メカニズムに着目した「スキン・ヘルス・レストレーション理論」を確立しました。加齢や日光によってダメージをうけた肌をお肌表面だけではなく肌の細胞機能や再生サイクルそのものを改善させ、トラブルやダメージのない健康でみずみずしい肌へと回復させるという考えです。お肌の再生のためにビタミンA(トレチノインやレチノール)を入れていくのがオバジ流。

ということで、ゼオスキン の化粧品は洗顔とトナーで余分な皮脂をとり、グリコール酸で皮膚を軟化させてお肌の準備=GSR(Get Skin Ready)をして、ビタミンA(レチノール)をお肌の入れていき肌再生を促します。

 

ゼオスキン のレチノールはデイリーで使える低濃度レチノール『デイリーPD』と『RCクリーム』、週2−3回いれてお肌を刺激する高濃度レチノール『スキンブライセラム0.25/0.5』『Wテクスチャーリペア』『ARナイトリペア』があります。『ARナイトリペア』は高濃度レチノールの中でもレチノール濃度が高い1%です。なので、レチノール上級者向け!!!!初めての人にはおすすめしません!!!

しかもオレオソーム化という加工がされていて、ゆっくり放出され長時間お肌にとどまるように設計されているので、あとから、赤みや皮向けがきます。大丈夫〜とおもって油断して塗っていると、後からひりひりした赤みや皮向けがおきてくるのでほんの少しずつから使い始めてください。

私はゼオスキン の中でもARナイトリペアが好き!(というかわたしアルコールアレルギーがあるので、エタノールが入っているスキンブライセラムとブライタライブは使えない)。トレチノインよりも好きかも。

ARナイトリペアの方がゆっくり薄ーい皮がむける印象です。

でも私のお肌も大概ビタミンAに慣らされているので、久しぶりに『スティミュレーションピール』をしました!スティミュレーションピールは、かなりかなり上級者むけなので、かならず担当ドクターと相談のもと行いましょうね。

手順はまず、ARナイトリペアに週1夜から初めて徐々に週2−3回使用にして、ビタミンA=レチノールにお肌をならしていきます(プレコンディショニング)。1−2ヶ月して、赤くなったり皮剥けしなくなってきたら、レチノールにお肌に慣れてきた証拠なので、スティミュレーションを開始します。普段は週2ー3回夜のみ使用のARナイトリペアを 朝晩毎日を3日間使用します。 そのとき使うARナイトリペアの使用量も増やします。

一応ゼオスキン の手順では5プッシュでマイルドなのですが、私は2−3プッシュくらいを毎日朝晩にしてます。最初はね、余裕かな〜とか思っちゃうんですが、先にも話したようにARナイトリペアは後からくるので、

後から一気に赤くなってひりひりして皮向けもきます。これが強すぎると湿疹になっちゃって炎症が遷延すると逆に色素沈着とか出ちゃう可能性があるので、本当にあくまで無理をせずに!!!これが大事。

私は3日やって、額の皮がむけてむずむずかゆくなってきたので、その後からはゼオスキン ではなく、

友人が立ち上げた会社の化粧品SKINFONIAのセラミドが入ったお肌に優しい美容液や化粧水に変更しました。

さらに2−3日すると左の頬がひりひりひりひり。赤くなって痛い!!!!ここでゼオスキン のトナーとかつかっちゃうとさらに赤くなってひりひりがましてしまうので、こういう時はお肌に優しい化粧品グリチルリチンやセラミド、トラネキサム酸などが入っているスキンケアを使うのがおすすめです。(当院だとプラスリストアさんのTPNaローションとWiQoのクリームがおすすめかな!)

ゼオスキンを求める方はやはりアグレッシブな治療を望む方も多いんですが、お肌は攻めるだけでなく、守り育てるのが大事!!!

健康なお肌を保つには守るケアだけでよいと思うのですが、美肌のために新しい皮膚に生まれ変わらせるためには刺激を加え、攻めるのも大事。

攻める時はせめ、守るべきときはまもりお肌を育てて、また攻める。美肌治療というのはこのバランスがとても大事だと思います。

攻めすぎると炎症が遷延して炎症後色素沈着になったり炎症のせいで赤ら顔になったりトラブル肌になります。攻めたあとは刺激され新しいお肌が作られるのを守り育てるのが大事です。

当院では私がとめるので(笑)あまりいませんが、結果を求めすぎてアグレッシブな治療をしすぎな患者さまも多くいらっしゃるように思います。いろんな治療をたくさんしているのに結果がみられないときは、一度治療を休んで(するとしてもお肌を育てるようなマイルドな治療にする)しっかりとお肌を休ませてみてはどうでしょう。

スティミュレーションピールもとても効果的な治療ですが、危険も伴った治療なので、頻繁にはせずに(肌質にもよるけど年に1〜2回かな)きちんとドクターの指導のもと行いましょうね!

 

だいぶ炎症落ち着いてきた↑↑↑

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