化粧品はパッケージの裏をみよう!
2021.02.15
こんにちは。健康で美しいお肌作りをサポートするゆかスキンクリニック院長の青木由佳です。
日々診察していると、スキンケアプロダクトの選び方や、お肌への触り方が悪くて
お肌のトラブルがなかなかよくならない人を多く見かけます。
特に脂漏性皮膚炎やにきびの患者さんで油分が多めのスキンケアを使いすぎて皮脂過剰になっていたり、
水分が不足しているのにしっかりと水分をお肌にいれられてないような印象があります。
みなさんスキンケアをいろいろ変えたりして合う化粧品探しをがんばっていはいるのですが、
口コミがよくても、口コミした人のお肌質とみんな一緒の肌質なわけでもないし、
みなさん、何を基準にどんな化粧品を選んだら良いのかなかなかわからないんですよね。
私は健康で丈夫そうにみえるのですが、実は色々アレルギーもあって、
普段使っていない化粧品を使うと顔が真っ赤に腫れてがっさがさになることがよくあるのです。
発症した当時は何が原因かわからず、結構つらかったです。
でも、合わない化粧品の成分をみなおして、アルコールの成分=エタノールが合わないことに気づきました。
以来、化粧品を買う時はかならず『エタノール』が入っていないかチェックしてから購入します。
可愛いくてお洒落な化粧品やキャッチーな宣伝文句、口コミの良さをみるとついつい心惹かれてしまいますが、
化粧品をえらぶときに大事なのは、何でできているか『成分』なので、
私も患者さんに指導する立場として、化粧品の成分についても勉強しています。
実は『化粧品成分検定1級』ももってます。
とくに化粧品の成分の解説では『かずのすけ』さんがわかりやすく書いてくださっているので、
著書やブログ、YOUTUBEなども拝見しています。
その『かずのすけ』さんの著書、『美肌成分事典』。
化粧品の成分に見方をとってもわかりやすく書いてくれています。
これをよんでも数多くあるスキンケアのなかから自分にあった物を選ぶのはなかなか大変だとは思いますが、
よい参考にはなると思います。
『かずのすけ』さんももともとアトピーで敏感肌だったということですごくシンプルなケアをご紹介されていますが、
私も、スキンケアは基本シンプルがベストだとおもっています!とくにトラブルがある人をほど、悩んでいるからこそよさそうな製品をあれもこれもと塗り重ねたりしていると思うのですが。基本的には不要な汚れを落とし、水分を入れて、自分で足りない保湿因子や油膜を足すのがまず大事。
逆にあれもこれもと塗り重ねていると、その分お肌をさわって刺激になるし、たくさん使うことで自分に合わない成分や刺激のある成分を使っている可能性もあります。
当院のゼオスキン ヘルスのスキンケアはアグレッシブにお肌に働きかけて、光老化からお肌をまもり、刺激を与え、健康で丈夫なお肌を作っていくのですが、慢性的なスキントラブルがある人には少し刺激が強く使えない方もいらっしゃいます。
化粧品の成分のところは聞き慣れない難しい言葉ばかり並んでいるので、なかなか見る気が起きないですが、
とても大事な情報がたくさん入っています。(ちなみに私は化粧品だけでなく食品もやたらと原材料をチェックしてます!)
今のスキンケアで問題があるひとや、スキンケアに興味がある方には是非読んで欲しい1冊です。