A4mという学会に参加してきました。
2020.03.02
こんにちは。東京日本橋 ゆかスキンクリニック院長の 青木由佳です。
コロナウィルスの感染が世界に広がって、いろんなイベントや集まりが中止になっているさなか、
私はアメリカはカリフォルニアで、A4m(American Academy of Anti-Aging Medicine)のBHRT(Bio-identical Hormone Replacement Therapy)の学会にいってまいりました。
ロサンゼルスから南に車で40分ほどのTerranea Resort というところ!リフレッシュもかねて??アメリカの学会はだいたいリゾートであります(笑)
カリフォルニアらしい?ワイルドな自然と海がとっても綺麗でした。
岬の先にみえるのがTerranea resort。
リゾートとは言え、学会のスケジュールはみっちりで、ついた初日は夜9時まで、そして毎朝7:30から講義の鬼スケジュール。時間があったら走ろうとランニングシューズも水着も持って行きましたが、初日に3キロ走るくらいしかできず、プールでも泳げませんでした。残念。
BHRTは、『Bio-identicalホルモン』のことで、日本では『ナチュラルホルモン』などと呼ばれています。
ピルやよく日本で処方されるホルモン製剤は合成されたホルモンで、本来のホルモンとは微妙にか化学構造が違うのです。
なので、合成ホルモンより副作用がでにくく、より安全に使用することができるのです。
年齢とともに女性ホルモン・男性ホルモンをはじめ、成長ホルモンなども減ってくるし、
ストレスや炎症などでホルモンの代謝や分泌が悪くなっている方もいらっしゃいます。
ホルモンを分泌する基本的な環境は食事・栄養素・生活習慣や睡眠・そして有害物質のデトックス。
必要に応じてサプリメントや漢方で整えた上で、足りない部分をすこしホルモンで補充をするのはありかなぁと思っていて、
当院ではまだホルモン補充はしていないのですが、今後する可能性を考えて、勉強にいってまいりました。
3日の勉強会でしたが、スケジュールはみっちりで、アメリカの最新のBHRTについてたくさん学ぶことができました。
去年日本であったA4M 日本ミーティングでもたくさん講義をしてくれたHeyman先生
Heyman先生はもともと東洋医学(指圧とか)学ばれてからアメリカのドクターライセンスをとったらしく、
東洋医学にも造詣が深く、ストレスの引き起こす不調についての専門です。
Heyman先生は、病気をみるのではなく、その人を見ることの大事さを語っていました。これは東洋医学的なアプローチでは基本。基本だけど、忘れがちですが大事なことですね。
そしてそれは1回の患者さんとのセッションではなかなか難しく、
何回かセッションを重ねることで、わかってくる事もあって、何度か診察をするうちに、その方の印象がガラッと変わり、その方の不調の原因がわかる事もあります。大事なことは知識と経験、感覚を研ぎ澄ませ、きちんとその方の話を聞いて、必要な検査をして、根本から不調にアプローチして行くこと。不調の原因は絡まりあっていて、なかなか一筋縄では治ってくれないこともありますが、いろんなアプローチの方法をまなび、一番効率的で効果的な方法を見出して行きたいと思います。
ただその過程には患者さん自身の生活習慣や食事などへの取り組みへの努力が欠かせません!
漢方には『養生』という言葉があり、『養生』は生きる事を養うこと。
現代人は絶え間ないストレスにさらされていて、なかなか自分をケアしてあげる時間をもってあげれないのだと思います。
ストレスの多い現代人だからこそ、毎日健康に、よりパフォーマンスで過ごすには『養生』が大事。
コロナウィルスの広がりに対しても『養生』して免疫をあげるのが大事。
『養生』は1日にしてならず!
日頃から、『食事』や『運動』『睡眠』や『瞑想』など、しっかり取り組んで行きましょうね。