健康スポーツ医講習
2019.11.07
こんにちは。ゆかスキンクリニック院長の青木由佳です。
すっかり秋めいたすがすがしいお天気になりましたね。
秋といえば、スポーツの秋!
私は山に行きたい気持ちをグッと抑えて、『健康スポーツ医』講習に行ってまいりました〜。
せっかくのお天気なのに、勉強会で建物のなかで2日間カンズメ(涙)
せめて、走って行こうと思い、行き帰り走っていってきました!電車では30分の距離で走ると40分弱の距離!と考えると、通勤?(通講習会??)ランはかなり時短のトレーニング。ウエアと荷物の問題とラン後のシャワー問題さえ解決できれば、通勤ランは、とても効率がよいので日頃忙しくて、なかなか運動する時間が確保できない人におすすめです(笑)
『健康スポーツ医』は一般の方から病気の人また競技をする人まで、全ての人の健康維持・増進のための医療指導を行う医師を要請する講習会。前期・後期 4日間にわたって、みっちりと行われます。
今回は前期で、スポーツが身体やメンタルに与える影響や、オーバーユースによる怪我やスポーツを行う前のメディカルチェックのこと、アスリートが気をつけるべき栄養素のこと、小児期やジュニアアスリートへのスポーツ介入の仕方などなど、たくさんのことを学びました!
(栄養素にかんしては、オーソモレキュラー的なとこや添加物とかにもつっこんでほしかったけど、、、そこまではなかなか難しいのでしょうね〜)
そのなかでも、わたしが今までもずっと言ってるこれ!
ランナーにとって酸素の取り込みはとても大事。その酸素の運搬は赤血球中のヘモグロビンがしているのです〜。
女子は生理もあるし、アスリートは消耗するので、鉄欠乏貧血の人も多い。
鉄欠乏貧血はパフォーマンスが落ちるので、しっかりと意識して鉄(できれば吸収のよいヘム鉄!)を取りましょうね。
ただ、鉄は諸刃の刃で、身体を酸化させたり、悪玉菌やカンジダを繁殖させてしまったりして調子を悪くすることもあるので
加減がとても大事です。また、静脈注射の鉄はダメ!直後はあがりすぎちゃうし、その後の腸管からの鉄吸収がすごく低下しまうのです。特に女性のランナーさんは貧血チェック、赤血球の量や濃さ・大きさ・鉄や貯蔵鉄の量をチェックしてみましょうね。
あと、女性アスリート(とくに若年)にとっては無月経も大きな問題。
スポーツで栄養の需要が高まっているのに十分な栄養が取れていないと、女性ホルモンの生成がすくなくなってしまい
無月経になってしまうのです。。。(体が飢餓状態なのに、妊娠している場合じゃないですからね、もっと必要なところにまわされるのです)。一般の方はもちろんアスリートが良いパフォーマンスを出すには食事はとても大事ですね〜。
特に成長期のジュニアアスリートはお食事気をつけて欲しいですね!
私はもともと運動もあまりできなくて、漢方医学的に言うエネルギーが少なく冷えやすく疲れやすい『虚証』なのですが、
『虚証』が食事と運動でどこまでエネルギーに溢れて強い『実証』になれるのかと思い、栄養療法とランニングをはじめ、
今ではトレイルランニングや最も過酷な障害物レースと言われるスパルタンレースにまで出れるようになりました。
まだまだ『実証』とはいいがたいですが、筋肉がついて冷えにくくむくみにくくなりましたし、メンタルもフィジカルも強くなり、自分に対する自身 self-esteemも高くなりました!
なにより、天気の良い日に身体を動かすのはこの上なく気持ちよく幸せな気持ちになれる♡
このスポーツやフィットネスの楽しみを、日頃運動しない人にも知ってもらい、習慣としてスポーツやフィットネスを楽しんで健康増進していただけるようなお手伝いも今後していきたいな、と思っています!
医師会会館にはなぜかめっちゃ大きいシロクマの剥製?がありました!!!
なぜ!!!!!