ピアスと金属アレルギー
2019.03.23
こんにちは。
東京日本橋 皮膚科・アレルギー科・漢方皮膚科・美容皮膚科・美容内科 ゆかスキンクリニック 院長の青木 由佳です。
桜が咲き始めましたね!
満開の桜も綺麗ですが、桜はやはり、咲き始めが凛とした美しさがあって好きです。
さてさて、桜咲く今の時期は出会いと別れの季節。4月から新生活が始まる方も多いのではないでしょうか。
それに伴ってか、今の時期はピアスを開ける方が多い気がします。
耳元にアクセサリーをつけると一気に華やぎますよね。
ピアスを開ける理由としては、
イヤリングだと耳たぶが痛くなる。イヤリングだと落としてしまう。ピアスの方が可愛いデザインが多い。
などが主な理由のようです。
かくいう私も右に1個。左に2個空けています♡
普段の仕事や運動の時には邪魔なのでつけていませんが、お出かけの時には張り切ってピアスをつけます。
ピアスは専用の器具で入れるのですが、針が刺さるのは本当に一瞬なので、
ほとんど痛くありません。入れた後ジンジンとするくらい。
痛みを和らげるために、少し冷却してからすることが多いです。
人の皮膚は傷を修復しようとする力があるので、開けた穴が塞がらないように
ファーストピアスは1〜1.5ヶ月くらいは抜かないでください。
そしてシャワーを浴びる時に、軸をくるくる回したり、前後させながら、
軽くシャワーですすいで清潔にしてくださいね。
注意する点はファーストピアスは軸も少し太いし長いし、
簡単に取れないように、キャッチ(ピアスの受け手)がちょっとごついんですよね。
なので、洋服を脱ぎ着する時によく引っかかります。引っかかると傷ができて
そこにばい菌が入ったりするとジュクジュクする原因になるので、洋服の脱ぎ着するときは気をつけてくださいね。
ピアスで困るのは金属アレルギー。
もともと金属アレルギーがある方は、アレルギーがない金属かプラスチック素材を選ぶのが大事です。
また実はピアスを空けることで金属アレルギーになってしまうことも悲しいけれどあります。
というのも、傷ができてジュクジュクしているところに金属が触れることで、金属のイオンが
体の中に入り込み、異物として認識されて感作され、アレルギーを起こしちゃうことがあるのです。
特に粗悪なピアスだとアレルギーを起こしやすいニッケルなどが入っている場合は要注意です。
ファーストピアスを外してからも、ジュクジュクしたりするときがあると思うのですが、
こういう時に無理やりニッケルがたくさん使われたピアスなどを使うとよくないです!!!
かくいう私も金属アレルギーなので(ニッケル!!金も少し出ちゃった、、、)
ピアスをつけるときは素材を慎重に選びます。
なので ゆかスキンクリニックでも、ファーストピアスは
通常の医療用ステンレスの他に、金属アレルギー対応の医療用チタンとプラスチックをご用意しています。
医療用ステンレスはごく少量ですがニッケルが含まれているので、心配な方はチタンやプラスチックがおすすめです!
プラスチックは透明なので、目立ちにくいので、会社や学校でピアスが目立つのが嫌な方にも良いかもしれませんね。
金属アレルギーには気をつけながら、ピアスを開けておしゃれを楽しみましょう♡