ディスカバリーピコは、最先端のピコレーザー技術を搭載した美容皮膚治療機器です。3つの異なる波長を持つレーザーを搭載しており、それぞれの波長は特定の色素や深さに対して最適な効果を発揮します。
さらに、ピコ秒、μ秒のQスイッチ、そしてミリ秒のロングパルスと、3種類の異なるパルス幅での照射や、レーザーをドット状に照射する、フラクショナル照射が可能です。
一人一人の肌の状態や悩みに合わせて、最適な波長やパルス幅・照射方法を選択し、シミ、タトゥー、色ムラ、毛穴・ニキビ跡の悩みから、肌のハリや弾力の改善まで、多彩な機能でカスタマイズされた治療を提供します。
ディスカバリーピコで可能な治療一覧
- ピコレーザースポット照射
- ピコトーニング
- ピコフラクショナル
- ルビーフラクショナル
- QスイッチYAGレーザースポット照射(532nm,1064nm)
- Qスイッチルビーレーザー スポット照射
- ロングパルスYAG
- QYAGトーニング
- QYAGダブルパルストーニング
レーザー技術の進化:ピコレーザーとは
ピコレーザーは、最先端のレーザー治療技術の一つで、その名の通り「ピコ秒」という非常に短い時間(1ピコ秒は10-12秒)でエネルギーを皮膚に伝達することが特徴です。
短いパルス幅:
ピコレーザーは、従来のQスイッチレーザー(1nsec=10-9秒)よりもはるかに短いパルス幅を持っています。レーザーのエネルギーは瞬時にターゲット(メラニンやタトゥーのインク)に伝達されますが、短いパルス幅のため、ターゲット周囲の正常な皮膚組織への熱の拡散が抑えられます。その結果、皮膚へのダメージを最小限に抑えながら効果的に行うことが可能となります。
音響効果
ピコレーザーの特徴的な治療効果の一つは「音響効果」 です。この効果は、ピコレーザーの超短いパルスがターゲット(例: メラニンやタトゥーのインク)に瞬時にエネルギーを伝達する際に生じます。この際、ターゲットの物質が急速に膨張し、微小な気泡やプラズマが生成される現象を指します。この「音響効果」により、周囲の正常な皮膚組織を保護しながら、ターゲットのみを効果的に除去することができます。
ピコレーザースポット照射
- 日焼けによるシミ
- 真皮メラノサイトーシス(ADM)
- タトゥー・アートメイク
ピコレーザーは、特有の「ピコ秒」という超短いパルス幅と、それによる「音響効果」を活用して、皮膚の周囲へのダメージを最小限に、特定の色素ターゲットを効果的に除去します。そのため、ピコレーザーは、従来のQスイッチレーザーに比べて、 薄いシミや色ムラ、そして肌の微細な色の不均一性 に対して特に高い効果を発揮します。
さらに、真皮メラノサイトーシス(ADM)やタトゥー、アートメイクのような多回数の治療が必要とされるケースでも、ピコレーザーの高い効果性により、治療回数を減少させることが可能です。
一方、濃いシミや厚みのあるシミに対しては、QスイッチYAGレーザーの方が適している場合があります。シミの種類や深さ、状態に応じて、最適なレーザー治療を選択することが、最良の結果を得るための鍵となります。
ピコスポット照射治療説明
治療回数 | しみでは1〜2回、あざ・ADM・タトゥー・アートメイクは複数回の治療が必要 |
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ダウンタイム | テープ保護1週間 |
起こりうる副作用 | 炎症後色素沈着・色素脱失(時間とともに回復することがほとんど)・瘢痕 |
施術の注意 |
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ピコトーニング
- 肝斑・くすみ・色むら
- 毛穴の開き
- ハリツヤの改善
トーニングは、レーザーのエネルギーを活用して皮膚のメラニン色素を微細に破壊する治療法です。この微細な破壊は、皮膚に大きなダメージや炎症を引き起こすことなく、皮膚の自然な再生プロセスを促進します。照射されたメラニンは小さな粒子に分解され、体の自然な代謝プロセスを通じて排出されることで、肌の色調を均一にし、色ムラやシミの軽減が期待できます。さらに、トーニング治療は皮膚のコラーゲン生成も刺激し、肌のハリや弾力の向上、全体的な肌質の改善に寄与します。 特にピコトーニングでは、ピコ秒の超短いパルス幅を持つレーザーが使用されます。このため、従来のナノ秒のQスイッチレーザートーニングと比べ、短い時間で高いエネルギーを皮膚に伝達することができるのが特徴です。この高速なエネルギー伝達により、熱によるダメージを最小限に抑えながら、効果的な治療を実現します。
ピコトーニング治療説明
治療回数 | 8~10回 |
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ダウンタイム | なし |
起こりうる副作用 | 肝斑の悪化・毛嚢炎・白斑 |
施術の注意 |
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ピコフラクショナル
- 毛穴
- ニキビ跡
- 肌質改善・色むら
ピコフラクショナルは、最先端のレーザー治療法の一つで、高密度のピコレーザーを皮膚にドット状(フラクショナル)に照射します。この治療の特徴は、ピコ秒という極めて短い時間での照射を行うことです。この短いパルス幅により、皮膚内部で「レーザー誘起光学的ブレークダウン(LIOB)という現象が生じます。 LIOBは、皮膚の深部で微細な空洞を形成する現象を指します。この空洞の形成により、皮膚が自然な刺激を受け取り、新しいコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。結果として、皮膚のリモデリングが進行し、ハリや弾力が向上します。 ピコフラクショナルは、ハリ・弾力の改善だけでなく、ニキビ跡や毛穴の状態、さらにはスキントーンの全体的な改善にも効果的です。これにより、より健康的で若々しい肌へと導かれます。
ピコフラクショナル治療説明
治療回数 | 3~5回 |
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ダウンタイム | 3~5日の赤み・腫脹 |
起こりうる副作用 | 炎症後色素沈着・肝斑の悪化・やけど |
施術の注意 |
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ルビーフラクショナル
- ぱらぱら全体にあるシミ
- あざ・ADM
ルビーフラクショナルは、波長694nmのルビーレーザーをベースにした先進的なフラクショナル治療法です。このレーザーは、高いメラニンへの吸収率を持つため、特にメラニン色素が豊富なシミ取りの治療に効果的です。しかし、従来のルビーレーザー治療後には、かさぶたができることができるため、その部位をテープで保護する必要がありました。ルビーフラクショナルは、レーザーを細かいドット状に照射することにより、治療後の回復が大幅に早まり、テープでの保護も不要となります。1回の治療効果は従来のルビーレーザーよりもやや弱まるものの、ダウンタイムを最小限に抑えつつ、光治療では難しかったADMや薄いシミの治療が可能となります。
ルビーフラクショナル治療説明
治療回数 | しみは2〜3回 ADMは複数回必要 |
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ダウンタイム | 3~5日の赤み・腫脹 |
起こりうる副作用 | 炎症後色素沈着・肝斑の悪化・やけど |
施術の注意 |
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QYAGダブルパルストーニング
- 肝斑・色素沈着の改善
ダブルパルストーニングは、一つのレーザー照射を2回のパルスに分割する技術です。痛みや熱の拡散がマイルドになるので、敏感肌や肌が弱い人にも適しています。活動性の高いメラノサイトによる色素沈着、肝斑に対しても安全に使用でき、アトピーなどの肌トラブルによる色素沈着の改善にも効果的です。さらに、治療時の痛みが少ないため、痛みに敏感な方にも受け入れやすい治療法です。
ダブルパルストーニング治療説明
治療回数 | 2週間〜1ヶ月に1回を8~10回 |
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ダウンタイム | なし |
起こりうる副作用 | 炎症後色素沈着・肝斑の悪化・やけど |
施術の注意 |
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ピコレーザーの効果を高め、ダウンタイムを軽減するのにおすすめな併用治療
ケアシスはエレクトロポレーションという技術を用い、皮膚を回復を促進させ7つの成長因子やペプチドを配合したペップビューをしっかりと皮膚の深部に届けます。またケアシスは先端チップを−20度に冷却可能で、施術後の赤みや炎症を鎮静させるのにも最適です。
→詳しくはこちら
マトリコールパックは92%が天然コラーゲンで出来ています。皮膚再生治療用にドイツで開発された、火傷治療用の純粋なコラーゲンシートを応用して作られました。 皮膚のフラクショナル後の皮膚のダメージを回復するのに最適です。
炎症を抑え、色素沈着を抑えるトラネキサム酸、炎症・腫れ・赤みを抑える漢方『越婢加朮湯』を希望により処方しています。