こんにちは! 健康で美しいお肌を応援するゆかスキンクリニック院長の青木由佳です。

今日はめずらしく連日のブログ投稿!!!
患者さんとお話するときはおしゃべりなくせに、文才がなくうまく情報発信できてなくてすみません、、、

新型コロナ感染症で、クリニック・病院も来院する人が少なくなっている中、
皮膚科はの来院患者数は減らないもしくは増えた!という報道を先日テレビでしていました。
理由はマスクでマスクによるトラブル、マスクかぶれが増えたから〜。

そうですよね。当院でもマスクかぶれのひと多かったです。あとはマスクでニキビが悪化したりという人。

そういう私も、今ちょっとマスクかぶれしてます。ちょっと慌ただしくて交感神経過緊張ぎみで、
油ぎってたせいかな。。。

(先日POTENZAしてもらったおかげでお肌はツヤツヤです♡)

とくに皮膚科の教科書には『マスクかぶれの治療法』なんてものはないので、
一般的には多分ステロイドとかで治療することが多いのではないでしょうか。
ゆかスキンクリニックはち一般的な皮膚科と違って美容医療などの自由診療も積極的におこなっているので、一般皮膚科にはあんまりおいていない『メトロニダゾール』という外用薬を置いています。

(こんなにたくさん必要ない人が多いので普段は小分けで処方させていただいてます。)

こちらのメトロニダゾールはおもに酒さに使うくすりで、海外でよく使われています!
一応、日本でも認可をうけている薬ではあるのですが、『がんによる皮膚潰瘍部位の殺菌・臭気の軽減』にしか保険適応がなく、おいそれと処方できないので、当院では海外から取り寄せて処方しています。

こちらのメトロニダゾールは偏性嫌気性菌(嫌気性菌っていうのは空気がないところを好む菌です)とか原虫ととよばれる小さい生き物に抗菌作用があって、さらに嬉しいのは抗炎症作用もあります。

当院では主に酒さ、たまになかなかよくならないニキビの外用薬として保険適応外で処方させていただいているのですが、私はマスクかぶれ、とくに鼻周りの赤みやひりひりにはこのメトロニダゾールを処方することが多いです。よくある鼻周りの『マスクかぶれ』と表現される状態は、マスクによる蒸れで、体温の程よい温度と湿度で異常に増えた常在菌が皮脂を栄養として増えたり、酸化した皮脂が刺激になっていると私は推測していて、
メトロニダゾールの抗菌作用と抗炎症作用を期待して処方しています。
手応えとしてはかなり良いです。

ただ、残念なことに、メトロニダゾール(ロゼックスやロザジェルが商品名)は先ほども説明したように海外から取り寄せないといけないので、ちょっとめんどくさいせいか、置いているクリニックがあまりないよう。
あとやはり保険外診療なので、一般皮膚科さんとかではあまりおいていないのかも。
とはいえ、酒さの治療のために輸入している先生も一定数いるはずで、処方しているクリニックあるとおもうのですが、あんまり宣伝していないのかな?
とくに当院では酒さ治療って推している訳ではないのに、検索すると私が以前に書いたブログが上位にヒットするようで、結構遠方からメトロニダゾールを買い求めにきてくださる患者様がいらっしゃいます。
遠方からきてくれてありがたいけど、メトロニダゾールきっといろんなクリニックで処方されてるとおもうだけどな。

ちなみにマスクかぶれから脱線してしまいますが、酒さの治療で最近はイベルメクチンクリームがメトロニダゾールよりも長期効果よい、というような報告もありまして、実はイベルメクチンクリームもこっそり?ご用意しています。
ただ、メトロニダゾールとジェネシス(赤い血管に効くけどレーザーで、殺菌効果もあるおかげなのか酒さにはなかなかよいのですよ)で結構よくなるので、あまりまだ出番がないのです。
イベルメクチンクリームも試してみたいという方には処方できますので、ご相談ください。
できればハーフサイドテスト(半分メトロニダゾール、半分イベルメクチンクリーム)で経過をみさせていただけるとありがたいです!

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